中碩華税務師事務所は北京市の金融街にある国際金融大厦の505号室という立地条件が大変立派な所に事務所を構えていました。 クライアントの99％が外国企業と聞き、その繁盛さを伺い知り、どの時代でも、どの場所でもそうかもしれませんが、 陳所長、譚副所長の中国税務局との人的信頼関係の強さが多くのクライアントへの安心感を強めているのではないかと感じました。

また、懇談の中で陳所長は、同じ外国企業でも欧米企業と日本の企業とはその求めるものが全く違い、 欧米企業は様々な事柄につき相談や要望、中国税務局への申請を求めてくるが、日本の企業はこうした行動をあまり求めない。

対価についても欧米企業からの対価の大きさに比べ、日本の企業は大変安価な金額しか支払ってくれない、と申しておりました。

こうした一面からも、国際性の違いを感じるとともに、まず私達税理士が日本国内において安価な金額に満足せず、 提供したサービスに見合うだけの報酬請求を行うことこそ、日本企業の国際競争力への一助になるのではなかろうかと感じています。

（堀子　友廣　記）